顔がみっつに手がろっぽん

広く浅くの限界

元日から『リィンカーネーションの花弁』が届いた

前世を、掘り起こせ。 決別せよ! 無才と罵られる日々に!! 目覚めよ!!! 自身に眠る、前世の才能に!!!!宮本武蔵の剣と数学者の超高速演算、シリアルキラーの大虐殺がいきなり激突する、天才異才鬼才続々登場の異能バトル!



LINEマンガで読んで面白くて、ついつい買ってしまいました。久しぶりに漫画まとめ買いした。
クロネコヤ●トさん、元旦早々すみません。ありがとうございます。

ネタバレ等も含みます。
未読の方はご注意くださいませ!



あらすじ

自らの肉体を切り裂き、前世から才能を掘り起こす刃“輪廻の枝”。
偉大な天才達のみならず恐怖の殺人鬼も蘇る世界で、強く才能に飢えた高校生・東耶がその刃を手にする…。


「輪廻の枝」と呼ばれるナイフのようなもので首を斬ることで、「輪廻返り(りんねがえり)」を起こした凡人たちの物語。

輪廻返りをすると、自分の前世に遡り前世の才能を引き出せる。ただ、引き出す才能は選べない。
所謂英雄や偉人の才能を引き出すこともあれば、殺人鬼や犯罪者の才能を引き出すこともある。


それでも平凡な自分でいることに耐えられず輪廻返りをし、「廻り者(まわりもの)、」になった者達。
そんな廻り者の中でも偉人の才能を授かった者たちを集めた組織『偉人の杜(いじんのもり)』。
偉人の才能の集まりの彼らは、悪人の才を引き出してしまった悪しき廻り者たちを狩り、世界平和を目指している。


そんな廻り者たちが前世の才能の力を最大限に引き出し闘う異能バトル漫画!



登場人物


扇寺東耶(せんじとうや)

なにをやらせてもトップレベルでこなしてしまう「天才」の兄を持つ。その兄の才能に強い劣等感を抱き、才能を手に入れたいと渇望する。


灰都(はいと)=ルオ=ブフェット

東耶のクラスメイト。
宮本武蔵の才を手に入れた廻り者。
明るくて好戦的。


ノイマン

偉人の杜のまとめ役。本名は名乗っていない。
いつも車椅子で行動している。
非常に精度の高い予測演算の能力を持つ。


アルバート=フィッシュ

アメリカ史上最悪の殺人鬼。殺人の能力を持つ。
人を食べると自分の能力が向上するカニバリズム


ニュートン

偉人の杜のメンバー。
リンゴの頭をしており、攻撃されると毎回リンゴの品種名を叫ぶ。
重力を操る能力を持つ。


アインシュタイン

偉人の杜のメンバー。
空間転移できる能力を持つ。
異常なまでの男嫌い。


船坂弘

偉人の杜のメンバー。
どんなに攻撃されても死なない、不死の能力を持つ。
灰都以外の廻り者の中で、東耶が一番初めに心を開く。


項羽

廻り者の王と呼ばれている。
以前は偉人の杜のメンバーだったが、現在は偉人の杜と対立している。
悪しき廻り者たちを率いている。
あらゆるものの闘争を駆り立て武器にすることができる、万象儀の能力を持つ。


平凡な者にしか分からない苦悩


元々こういった『偉人』だの『能力』だの『前世』などといったテーマにハマりがちなのだが、この作品に一番惹かれたところは主人公が凡人なところだった。しかも、ただの凡人ならまだしも、身近に天才がいるタイプの劣等感まみれの凡人だ。


産まれたときから才能に溢れていて、それについてなんの疑いもなく自信に満ち溢れた状態で生きてきた人にはあまり理解できない感情かもしれないが、まずそういった人生を歩んできた人は少ないだろう。
人間誰しも1度は妬みや嫉み、憧れといった感情は抱いたことがあるはずだ。

この物語は、そんな「才能を持つ者」になれなかった凡人な高校生が主人公というところにとても惹かれた。

己の首を掻っ切ってまで手に入れた才能。
それをどのように使い、どうなっていくのか。


なんとも厨二病!という感じのテーマだが、正直そこが好き
久しぶりに続きが気になる漫画です!



ただ、なぜかこの作品あまり有名ではないのか、書店ではなかなか取り扱いがないようです。(漫画喫茶なんかにも置いてないらしい)
わたしも本屋さんを何件か巡ったけど買えなかったので、楽天さんにお願いしました。

その結果1月1日に届けてもらうという申し訳ないことに…(⌒▽⌒)

購入される方はネットでの購入をオススメします。



リィンカーネーションの花弁 1 (BLADE COMICS)

リィンカーネーションの花弁 1 (BLADE COMICS)

2016年を振り返るという恒例作業

お久しぶりです阿修羅です。
12月、師走とは本当よく言ったものだなと思うのですが、瞬きしていたら過ぎてましたってくらいあっという間でした。なにしてたか全然覚えてない。

年末の恒例行事、1年の振り返りなんかをしようと思います。


1月

いきなり流れ出たSMAPの解散報道。
からの悪夢のあの会見。
いちばんはじめに解散報道が出たときは彼氏がTwitterから情報を得てそれを教えてくれたんだけど、

彼氏起きる→ベッドの中でTwitterチェック→SMAP解散の文字を見て驚きすぎて私を起こす→わたし意味がわからなくて起きぬけから号泣

なんとも酷い朝でしたよ。
本当はもう思い出したくないけど。
一生忘れられない出来事になるんだろうなあ。

1月はトータルしても本当に恐ろしい月でした。
幸先の悪いスタートです。

あ、お揃いのコンバースの赤い靴買ったね。


2月

バレンタイン。フォンダンショコラかなんかあげたかな?
それ以外特に記憶が無い。
仕事をただひたすら辞めたかった。
このころTwitterの壁打ち用アカウントを作った様子(ついろぐ確認した)
ついろぐ見返したら結構病んでたけど、まあ基本いつでも病んでるから特別なにかがあったわけではないと思う。
髪をばっさり切ったり、妹が泊まりに来たりした。


3月

ホワイトデー。
ニコライ・バーグマンのお花と、ピエール・エルメのマカロン貰った。
お花は箱に入った四角いやつで、見たことなかったからちょっとびっくり。
ついろぐは相変わらず文句たらたらだけど通常営業。
このころはnanaとか一生懸命にやってたような気がする…


4月

名前を間違えられて大喧嘩。
たしか職場の女の子が彼氏に告白してわたしは自信なくしてて、そんな状況での名前間違いというミスだったからすごくショックだった。
LINEのスクショ残してあった笑

元カレからLINEきたり、安定に病んだり、ふわふわ過ごしていた様子。膀胱炎なったりした。仕事は相変わらず辞めたい。


5月

仕事のストレスがピーク。このあたりで給料が上がったんだけど、それでも頑張れないって嘆いてた。
毎日ずっと吐き気と戦っていたな~今思えばこの頃もう既に限界だったのかな。


6月

彼氏の誕生日。
スニーカーをプレゼントした。

月の後半、彼氏の浮気が発覚。
同じ職場の、わたしと同い年の女の子だった。
あのときは本当いろんな人に迷惑をかけたな…申し訳なさがすごい…
別れようと思ったけどみんなの説得もありなんとか付き合いを続けることにした。だが二回目はない。


7月

花火大会に行ったり新宿御苑に行ったり短い夏休みを満喫した。
生クリームをぶちまけられたりした笑


8月

お台場いったりドラクエやったり。
おじちゃんの家の片付けもしたなあ。
夏バテはしなかった気がするけど常に具合が悪かった。
このころはSMAPの購買運動とかしてたかな。中学の同級生に会ったりした!
月末は休職してた記憶がある。


9月

ここらへんまったく記憶が無い。君の名は。観たりしたな。
SMAPの結成日だったりしたから心は常にざわざわしてた。
わたしが仕事行きたくなさすぎて愚痴を言っていたら、はじめて彼氏に呆れられて突き放された。
自分が悪いくせにそれを引きずって別れかけたりした。アホである。仕事を辞めて、引っ越すことを決める。


10月

わたしの誕生日。
誕生日前に、浮気の謝罪としてペアリングをもらった。誕生日にはヴィヴィアンのピアス。
10/31に仕事を辞めて、実家に戻りました。
体調が悪すぎてあまりなにも覚えてない。


11月

休職して実家でのんびり。
ポケモンをひたすらやったりしていた。
あとは料理に少し力を入れていました。


12月

引き続き休職中。また膀胱炎になったり。
クリスマスにはマークバイのペアウォッチをもらってとても嬉しい。電子タバコをあげた。
片付けについて母親と喧嘩をしたり。そろそろ次の仕事をしなきゃと焦ったり。
最後の最後、これを書いてる大晦日の今日、父親に誤ってスカトロと口走ったりしました。



月ごとに振り返ってみて思うのは、今年1年まじでなにもしてないな、と。
具合が悪かったことと仕事を辞めたこと、あとはもう彼氏といたことしか思い出せない(まあ、毎年こんな感じだけど)。

今年一番の出来事はやはり仕事を辞めてニートになったことです。
体調を崩してしまったのでまあ仕方ないことなのですが、まさか自分がニートになるとは思ってなかった。

仕事をしている間は「ニートになりたい」って軽々しく口にしてたけど、実際になってみると焦るものです。
まだ焦ってるだけ大丈夫、だと思いたい。


来年の目標としてはまずは身体を治して社会復帰。
年末頃までには彼氏と引越しを目標に頑張りたいと思います。
いよいよ24歳、母がわたしを産んだ年になってしまうので、結婚も視野に入れて頑張ろう。
ひとつくらい趣味も作りたいな。ゲームとかじゃなくて。

まあ、一番の目標は、SMAPを取り戻すために挫けず動き続けることです。がんばろう。



最後に、テレビで「今年一番の高い買い物は何か」ってやってて考えてたんだけど、たぶんスキンケア用品だな。それ以外思い出せない。

なんとも地味な締めくくりです。良いお年を。

ガリガリ君 リッチ メロンパン味が思いのほか美味しかった

コーンポタージュ味、シチュー味、ナポリタン味などなど攻めた味を発売してきたガリガリ君リッチにメロンパン味なるものが登場したようで。



コンビニで見つけてしまって思わず購入しました。
友人と「えっ待ってこれ絶対に不味いよヤバいよ」「すごいねまた攻めたね」なんて失礼なことを言いつつレジへ。

アイスがパンの味ってなんやねん…と思いながら、おやつに食べました。



アイスミルクということで期待できそう!

開けると黄色いアイスが出てきます(写真撮り忘れた)
匂いはほんのり、カスタードの香りが強い感じかなあ。

ひとくちかじってみると…



えっ!!うま!!


なんじゃこりゃって感じでした。
かじるとなんともいえないメロンパン風のアイスの中に、クッキー生地がゴロゴロ入っています。
正直メロンパンかって言われると微妙ですが、こういうものとして食べればふっつーに美味しかったです。



カロリーもソーダ味のガリガリ君と比べれば高いけど、許容範囲。これはなかなか当たりのアイスでした!

寒い日に暖かいお部屋でアイス食べるの、至福ですよね。
お近くのコンビニで見つけたら一度召し上がってみてください!


ヴィセのシマーリッチアイズ冬の新色を買ったよ

ローラさんの広告でお馴染みのヴィセのアイシャドウ「シマーリッチアイズ」。
冬の新色がわたし好みの色味だったので買ってしまいました。


濃密なグラデーションに繊細な輝きをプラス。立体的で深みのある目もとに仕上げる5色セットのアイカラーです。濃密なディープカラー×繊細な輝きを放つシマースパイスで深みのある大きな目もとを演出。美容液成分にヒアルロン酸・スクワランを配合で、メイクしながら目もとをやさしく保湿ケアします。 BR-9:赤みを感じるクラシカルブラウン。


BR-9のトープブラウン!
赤み系ブラウンの可愛い色です。
ちなみにトープとはラテン語でモグラという意味らしく、灰色がかった茶色のことだそうです。





目にも塗ったのですがあまり上手に色味が写らなかった…化粧品レビューしてる方たちはどうやってあんなにきれいに撮ってるんだろう。

Aのベースカラーはクリーム状になっているので指でアイホール全体に塗ります。そのままB、C、Dと続けてグラデーションに塗り、Eをハイライトとして涙袋や瞼の中央に、というのが基本の塗り方。


秋冬は赤み系のブラウンが本当に可愛いので、新宿の@コスメで見かけて即買いしました。


店頭で手にテスターを塗ったときは、Cのツヤ感が本当に可愛くて最高!!って感じだったんですが、このピンク系グレーの色味がイエベ肌にはなかなか難しい色でした。もともと顔がキツいのもあり、かなりクールな印象になります。

@コスメの口コミを見る感じでも、今回の限定色ふたつはブルベさん向きのお色味かもしれません。

とはいえわたしは好きな色なので、うまく組み合わせて使おうと思っています。Eのハイライトカラー、塗るだけで最高に可愛いツヤ感が生まれるのにギラギラしなくてもう最高です。使いこなせるように練習しよう。

色モノのポイントメイクはどんどんコスメが増えてしまって恐ろしいですね。


気になる方は是非@コスメの口コミなども見てみてください。


ヴィセ / リシェ シマーリッチ アイズ 商品情報 - @cosme(アットコスメ)


『君の膵臓をたべたい』読み終わったので感想を書く【ネタバレ注意】


ふらっと立ち寄った本屋で大々的に宣伝されていて、タイトルについつい惹かれてしまったので読んでみました。

君の膵臓をたべたい

君の膵臓をたべたい

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。


来年の夏に映画化されるようで。略して『キミスイ』というらしい。
レビューを見てみると、ものすごく感動する、泣けるなど高評価だったのでワクワクしながら1日で読破しました。
結論から言うと、わたしは泣かなかったです。期待しすぎた部分があったのか、ちょっとガッカリな読み終わりでした。
ネタバレを含む部分もありますので、お気をつけください。

ちなみに。


水槽じゃなくて膵臓(すいぞう)です。
君の水槽をたべたいってなんだ。

あらすじ

主人公の【僕】はある日盲腸の治療で訪れた病院で、「共病文庫」と書かれた本を拾う。何気なく開いてみると、そこには膵臓の病気で余命が数年しかないというようなことが書いてあった。驚きつつも本を閉じると、同じクラスの山内桜良(やまうちさくら)に声をかけられる。なんとこの共病文庫はクラスメイトの持ち物だったのだ。

桜良に、皆には病気のことを話していないから学校でも内緒にしてほしいと言われ、主人公はこれ以上桜良と関わることはないだろうと安心しその日は帰宅した。しかしその考えは次の日にあっさり裏切られる。

桜良は、なぜだか主人公が所属していた図書委員に入ることを決めたようで、流される性質の【僕】は疑問を持ちながらも桜良に仕事を教えた。

人と関わりを持ちたがらない【僕】と、明るくてクラスの人気者の桜良。2人の不思議な関係がここから始まっていく。


解説

作者の住野よるさんのことを知らなかったので調べてみたら、なんとこの作品がデビュー作らしい。デビュー作が映画化って、結構すごい、夢がある。


【僕】の名前について

まず、一番初めに皆が気になるであろう主人公の名前。終盤まで彼の名前は出てこず、話す相手や場面によって【地味なクラスメイト】くん、や【秘密を知ってるクラスメイト】くんなど表記が変わる。
主人公は、相手が自分の名前を呼んだ時に、その人が自分のことをどう思っているか想像するのが好きらしく、この墨付カッコの中には主人公が想像している「相手が自分をどう思っているか」が当てはめられる。

「君みたいな名前の小説家いるよね?」
「そうだね、どっちが思い浮かんでるのか知らないけど」
僕は自分の名字と名前、それぞれから連想できる二人の作家を思い出す。

本文中にあるように、主人公の苗字と名前はそれぞれ連想できる作家がいるようだ。

このあと桜良に、一番好きな作家は名前と同じ人かと聞かれたときに太宰治が好きだと否定しているので、太宰という苗字でも治という名前でもないらしい。


ここは物語の終盤、桜良が死んだ後に伏線が回収されるようになってるんだけど、わたし的にはこの伏線回収がちょっとガッカリだった。物語の間中ずっと主人公の名前を考えてしまっていて、どんな名前なんだろうって期待値が上がってしまってたんだけど、名前そのものにはあまり深い意味もトリックもなかったので、アレッなんだぁと肩透かしをくらってしまった。



明るくて主人公と正反対のクラスメイト

「うわははっ」と特徴的に笑うクラスメイトの女の子、山内桜良。なんとも自由人で、主人公をあっちこっち連れ回す。病気のことで暗くなったりはせず、不謹慎なジョークをどんどんぶちかます。


明るくてみんなに愛されるいい子だなあと思うけど、正直同じクラスにいたら仲良くなってないタイプの女の子。主人公も、人気者の桜良と関わることで嫌がらせを受けるシーンがあるんだけど、ああものすごくわかる…と変に納得してしまった。

本人に悪気はないんだけど、破天荒な行動に何度かハラハラというか少しイラッときてしまったシーンがある。もちろん、最後まで読み終わり彼女の真意が分かったことにより納得したんだけど、なにぶん台詞回しがラノベ調なので苦笑いのシーンが何度かあった。


でも、膵臓を患ってるのに焼肉食べ放題でホルモンを食い荒らしたり、モツ鍋を食べにわざわざ博多まで行っちゃうところはなかなかいいセンスしてるなと思った。



個人的に一番好きなキャラ

ずばり、ガムをくれるクラスメイトくん。
最後まで名前が出てこないのでこの言い方しかできない。

ちょいちょい出てきてはどんなシーンでもガムを勧めてくるこのキャラ、こういうキャラがわたしはどうも好きである。物語的にも良い緩和剤になってくれてると思う。

最終的には主人公とも友人関係になり、わたし個人的にはここが一番ほっこりした。



選択して生きてきたということ

僕等は偶然に出会ったと言う主人公に、桜良が反論する場面がある。

「違うよ。偶然じゃない。私達は、皆、自分で選んでここに来たの。君と私がクラスが一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意思で出会ったんだよ」

今自分が歩んでいる道は、自分で選択してきた結果。
この台詞はわたしの心にやたら刺さった。

プラスの意味でも、マイナスの意味でも、今自分が置かれてる状況は自分の選択の結果なんだよなあ。あのときああしておけば、こうしておけばと後悔することが沢山あるけど、そのときその選択をしたのは紛れもない自分なわけで。もっと、自分のしてきた選択に自信と責任を持たなければいけないと考えさせてくれた。

選ばなかった道のこと、選ばなかった選択のことをくよくよ悩んだってしょうがない!と桜良に叱咤された気持ちになった。話の流れは全然ちがうけど。


わたし的にはここの台詞がクライマックスだった気がする(話的には序盤の方での発言だけど)。



まとめ

全体的に読みやすくて、あまり本を読まない学生さんとかにはオススメできる本でした。高校生とかに読んでほしい。
主人公や桜良の台詞の言い回しがどうしてもラノベ感が強くて、ちょっと寒いかなぁと気になったところが多々あるけど、そこも含めて読みやすさはあったと思います。
純文学などが好きな人にはあんまりオススメしない。


伏線も、回収しきれてないというかなんか意味あったの?って部分が多々あったので、そこも少し気になるポイントかなぁ。主人公の名前とかも。
まあ、桜良の最期についてデカい釣り針が仕掛けられてたのに全然気づかなかったんだけど。ここの伏線回収は予想できなかったのでよかった。(他の人はみんな気づいてたとかだったら恥ずかしい)


全体的なテーマと、主人公と桜良の仲が深まっていく様子、主人公が変わっていくのはじんわり心に沁みました。レビューで期待しすぎたせいで泣くには至らなかったけど、共病文庫の中身を読んでるときは切ない気持ちになったし、読み終わってからは心が暖かくなりました。

このレビューでハードルを下げてから読んでみると案外よいかもしれない。気になった方は是非読んでみてください。


わたしが買った電子書籍版はこちら。


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懲りずにブログを始めました

 

どうしてブログというのは懲りずに何度も何度も作りたくなってしまうのでしょうか。

 

飽きっぽく何事も続かない、けど新しいことを始めるのが大好き、熱しやすく冷めやすいという性分のわたしは過去に何度も何度もブログを作ってきました。

 

ブログってあれだよね、作るまでが楽しいというか、タイトルとか細かい設定とかデザインとか決めてそこで満足してしまうというか。そういうところありませんか?わたしはいつもそうで、肝心の記事は大して更新せず飽きてしまうことばかりでした。

 

そんなわたしも大人になりましたので、ここいらでひとつ自分の性格を変えるためにもブログを少し続けて書いてみようと思い立ち、新しくブログを開設しました。

 

先ほど書いた飽きっぽい性分のせいで何事も浅く広くの知識しか持ち合わせておりませんが、浅く広くなりに色んなものを素直に紹介とかしていけたらよいかなと思っています。

 

これからどうぞよろしくお願いいたします。